なら国際映画祭とは?

カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した、奈良在住の映画作家 河瀬直美は、
ふるさと奈良にこだわった作品を撮り続け、奈良を世界にアピールしてきました。
世界各国の国際映画祭から招待を受けるなど、
彼女に対する国際的な評価は、奈良の誇りでもあります。

そして、映画祭の魅力や意義を実感した河瀬が、
ふるさとを文化で活気づけようと、なら国際映画祭の開催を提唱し、
地域の有志たちがNPO法人なら国際映画祭実行委員会を設立。
企業の支援と公的助成金、個人からの寄付などで、なら国際映画祭の開催が実現しました。

特定非営利法人なら国際映画祭実行委員会は国際映画祭の開催を通じて、
奈良を日本国内はもとより世界に発信し、奈良に新しい文化を創造するとともに、
奈良県内の観光振興及び経済活性化に寄与し、世界の映画人を来賓させることで、
日本の新人監督の育成及び他国間でも国際交流の場として貢献することを目的としています。


ロゴ・ストーリー

「なら国際映画祭」のロゴは、"天平の甍(いらか)"に由来します。
1300年前、奈良に平城京が築かれましたが、その遺跡から八重桜をあしらった
「軒先瓦(のきさきがわら)」が発掘されています。
軒先瓦は、屋根瓦を支えるものですが、寺社や貴族たちの邸宅のシンボルマークとなっていました。

いにしえの 奈良の都の八重桜 けふここのへに 匂ひぬるかな

これは「小倉百人一首」第61番に載せられた伊勢 大輔(いせの たいふ)の有名な歌ですが、
そのおかげで八重桜は古都奈良の象徴的な花にもなっています。

平城遷都1300年記念の年(2010年)に第一回が開催された「なら国際映画祭」にふさわしいロゴとして
このモチーフが採用されました。
外輪にあしらわれた24の点は、映像の基本となるフィルムの24コマ/秒を意味します。
そして、桜の5枚の花弁は5大陸を意味し、中心部の7つの点(雄しべ)は世界をひとつにする
7つの海を表現しています。